NOAH NEWS|三軒茶屋店
2015.11.01
このコーナーは、サウンドスタジオノア全247スタジオを1部屋1部屋じっくりと解説する企画である。 第3回目となる今回は、三軒茶屋店の1スタジオ。メインとなるスタジオ部分は28帖。加えて、休憩やミーティング、レコーディングやゲネプロ時のコントロールルームとしても使える6帖のサブルームが併設されている。専用のパウダールームも設けており、長時間に及ぶスタジオワークを快適に過ごせるようにプラーベート性が重視された設計だ。スタジオ内には専用の倉庫もあり、空ケースや機材ハケ等、何かと有効に使えるだろう。スタジオは1Fにあるので、建物入口からの機材搬入・搬出がスムーズに行えるのも嬉しいポイントではないだろうか。 機材面では、メインスピーカーとは別にフロアモニターが6台設置されており、モニター環境も充実している。50インチの大型モニターも利用可能となっており、リハーサル風景や持ち込みの映像を確認することも可能だ。 そして、注目すべきは何と言ってもYAMAHAのデジタルコンソール『QL5』だ。同社CLシリーズ直系の高純度ナチュラルサウンドを継承しつつ、さらに進化した音質、操作性、機能は感動もの。32in/16outを有し、フェーダー構成も多彩にレイアウト可能。同シリーズやCLシリーズはもちろん、専用アプリケーションを使用することでYAMAHAのデジタルコンソールで作成されたデータを流用することもできる。また、オーディオネットワーク「Dante」が標準装備されており、ほかのDante対応機器との連携はもちろん、ドライバーソフトウェア「Dante Virtual Soundcard」を経由し、Danteネットワークに接続したコンピューター(Win/Mac)へダイレクトにオーディオを入出力。DAWを用いて最大64トラックのマルチトラックレコーディングが可能だ。28帖あるスタジオの広さを生かしたマルチマイクの収録もバッチリ行える。実際に1stを利用している同行PAエンジニアからも好評だそうだ。 至れり尽くせりの1stだが、基本的には24Hロックアウト専用のスタジオになっており、時間貸しでのレンタルは9日前(土日祝は1ヶ月前)からの受付となっている。キャンセル待ちが出るほど競争率が高いスタジオなので、空きがあればとりあえず予約することをオススメしたい。1st以外にもサブルーム併設のスタジオがCst(35帖+6帖)とFst(20帖+4帖)の2部屋あり、用途や予約状況によって使い分けができるのも人気の理由となっている。 最後に三軒茶屋店全体の解説もしておこう。上記以外にも10〜20帖のスタジオやボーカルブースもあり、リハーサルの編成にあわせて幅広い選択が可能になっている。20帖のEstにはアップライトピアノが設置され、生ピアノとバンドでのリハーサルも可能だ。NOAH最多の16台の専用駐車場もあり、車でのアクセスも良好。プロユースからビギナーまで幅広い層に利用されている。 サウンドスタジオノア三軒茶屋店 https://www.studionoah.jp/sancha/
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