作曲から編曲に至るまで、ミュージシャンが音楽制作を行うのも、今や当たり前のように手のひらの端末1つで簡単にできてしまう。
そして、複数人で制作を行う場合には、メンバー間での情報共有のためのチャット機能、意見交換や完成したデータのアップロードなどのコミュニケーション機能が必要不可欠になってくる。
数あるデータ共有アプリが混在する今、"音楽制作コミュニケーション"に特化したアプリ「Co-Writing Studio」が株式会社クレオフーガからリリースされた。
【Co-Writing Studio】
アプリの名称に入っているCo-Writing(コーライティング)とは、メロディ、トラック、編曲、歌詞、仮歌など、各クリエイターが得意分野を活かして共同で音楽制作を行う手法のこと。
欧米では広く取り入れられている制作手法であり、日本でもプロの作曲家を中心に広まってきている。
今後の音楽制作シーンで新たに求められるであろうニーズに応えるのが、この【Co-Writing Studio】なのだ。
■音楽制作における従来のコミュニケーション課題を改善
では、このアプリ、従来のコミュニケーションアプリと何が違うのか?
これまで、バンドや音楽サークルなど複数人数で音楽制作を行う場面において、意見交換・連絡のために「チャットツール」を、音楽データ共有のために「データ共有ツール」を、別々に利用する必要があった。
また、チャットツール内でデータ共有が可能な場合にも、多くの音楽データとテキストが混在し、タイムライン上で流れてしまうために、複数の案件を同時進行するうえで問題が起きていた。
そんな中、Co-Writing Studioでは、団体やバンドなどの所属を示す「グループ」と、制作楽曲やイベントなどの案件を示す「プロジェクト」の設定を行うことで、同グループ内で複数の案件を同時に進めることが可能になった。
もちろんグループ内のやり取りは非公開設定となっており、作品の公表前に関係者のみで情報を共有する場面において、安全に利用することができる。
ほかにも、音楽データの再生をしながらのチャット利用に対応していたり、大切なコメントを保存できる「ピンどめ」機能を実装。
インストール直後のチュートリアルも丁寧で、操作も簡単。
さまざまな年代のクリエイターに寄り添った機能面を見せている。
事実、2018年10月時点でユーザー数800、ファイルアップロード数19,000を突破し、音楽制作の過程で多くのデータのやり取りが発生している。
CWSは、プロのミュージシャンから趣味の音楽活動を行うユーザーまで、グループで音楽データを取り扱うすべての方々が活用できるツールとなっているのだ。
現在は、無料でインストールが可能で、誰でも使うことができる。
今の音楽制作ツールに満足できていないクリエイターは、一度試してみてもいいのではないだろうか。
Co-Writing Studio公式HP
https://cowritingstudio.com/