~荒々しくも繊細なサウンド~
今回のペダルは所謂Tweed系アンプを意識したプリアンプ・歪みペダルです。
しかし、敢えてどの機種と絞ることをせず、Tweed期ならではの荒々しさと繊細さが同居するようなサウンドを目指しました。
コントロールも敢えて2BANDや3BANDのEQとせずに、FATコントロールという音の太さに関わるトーンのみにすることで直感的な操作が可能になっています。
また、以前の59preampなどで要望が多かったON/OFF用のフットスイッチも付いているので、プリアンプペダルとしてだけではなく歪みペダルのように使うこともできます。
Fender社のアンプと言うとブラックフェイス系のサウンドをイメージされる方も多いですが、ゲインが低く音の角に丸みがあるブラックフェイス期とは異なった、比較的ゲインが高く、独特の鳴り方を持つTweed期ならではのサウンドを楽しんでいただければと思います。
外装には実機を彷彿とさせるTweed柄のトーレックスを貼り付けており、コントロール部分にもメタルプレートを取り付けています。
パーツについてもアンプを意識したMalloryコンデンサなどを用いており、見た目にも楽しいペダルになっているかと思います。
~仕様~
・65×108×H42(最大約59)mm
・約405g
・消費電流 最大20mA
・電源には一般的なセンターマイナスの9Vアダプタをご使用ください。
・内部には一般的な9V電池が入ります。
・インプットジャックにプラグを挿すことで電源が入ります。
・内部にトリマーがありますが触らないようにしてください。
~コントロール~
コントロールは3ノブ構成で、Masterは出力音量を変化させます。
Volumeは一般的な歪みペダルで言うと ころのGainに相当しますが、実際のアンプにおいてはVolumeと表記される、初段の増幅後に設置されてい るコントロールです。
こちらも音量を操作するのですが、その後の後段の歪みセクションに入力される音量を決定するため、結果的に歪み量に影響を与えます。
本機ではトーンコントロールを2BANDや3BANDのEQとせずにFATという独自のコントロールを搭載しています。
その名の通り、右に回すほど中低域が強く出るようなコントロールなのですが、絞ったときのキラキラとしたトーンも魅力で、シングルコイルのギターでのカッティングなどには良く合うと思います。
※こちらの製品はスタジオノアでレンタルはしておりません。もしスタジオでレンタルをご希望の方は
スタジオノアのホームページの右下にある「ご意見/ご感想」のバナーからお問い合わせください。