ベーシストにはお馴染み、スタジオノアでも多くの店舗で常設されている「Markbass」。
今回は今年で創立19年目を迎え、スタンダードとなったMarkbassの歴史を紹介!
■創業者「マルコ・デ・ヴァージリス」
マークベースの創業者であるマルコ・デ・ヴァージリスは、イタリアで音楽家養成学校でサックスを学びながら、電子工学の専門教育も受けていた。
その後はイタリアの通信会社でエンジニアとして勤めながら、1989年に自作のスピーカー・キャビネットを作り始め、すぐにアンプの製作を始める。
その後の7年間は自作のアンプを持ってイタリア各地に飛び回り、ヴィクター・ベイリーやジミー・ハスリップなどのベーシストにテストをしてもらい改良を行った。
そして1996年、マークベースの前身となるParsekを設立。その後イタリアの老舗スピーカーメーカーのB&Cとともに、マークベースの象徴となるネオジム・マグネット採用のスピーカーを開発するなど、マルコの開発は続いた。 そして2001年、ベース専用のアンプ/スピーカーブランドとしてマークベースが本格始動する。
■マークベース誕生と発展
マークベース社として初めて発表されたアンプは、450W出力のS450である。
約8kgという軽量さ、ハイ/ローふたつのミドルを備えた4バンドEQなど、のちのマークベースアンプの基本形となった。
2003年には、お馴染みのローファイなサウンドメイクができるVLE(Vintage Loudspeaker Emulator)を搭載したコンボアンプ、Combo 102CXを発売するなど、徐々にブランドの独自性を見せ始めた。
それが決定的になったのが、2005年。ラインナップを一新し、ブラック&オレンジのトレードマークのカラーリングへ変更、ドンシャリなサウンドメイクが可能なVPF(Variable Pre-shape Filter)の搭載、オリジナルのデジタル・パワーサプライ回路によるさらなる小型・軽量化など、現在の方向性が固まった。
現在はLittle Markシリーズを軸に、小型・軽量で大出力なアンプを中心としたラインナップを展開している。
■サウンドスタジオノアでも!
サウンドスタジオノアでも多くの店舗でマークベースのアンプが常設されている。
ここで常設されている店舗、アンプの種類を紹介しよう!
・Little MarkⅢ
明瞭でレスポンスの良いサウンドを生み出すベースアンプの大定番!
効きの良い4バンドEQに加え、高域をカットし、ローファイサウンドに早変わりするVLE、スラップに最適なドンシャリサウンドを作り出すVPFコントロールを搭載。 レベル調整可能なLine OutやPre /Post EQスイッチなど、リアパネルも充実。
常設店舗 : 渋谷2号店 (Sst)
・Little Mark 250
GAIN & MASTERと4-Band EQを装備し、ナチュラルなベースサウンドを忠実に再現。
こちらもVLE & VPFコントロールを搭載。
常設店舗
秋葉原店(A1st,A3st,G1st,G2st),渋谷1号店(A1st),代々木店(S1st),新宿店(G1st),下北沢店(A1st),銀座店(Bst),赤坂店(4Bst),三軒茶屋店(A1st),池尻大橋店(Ast)
・Little Mark Rocker 500
TUBE DRIVEコントロールを搭載し、クリーン・サウンドとディストーション・サウンドのミックス具合を調整可能! 歪みのかけ具合で様々なサウンドメイクが可能。
常設店舗:三軒茶屋店(Gst,Bst)、恵比寿店(A2st,A5st,B3st,E1st+sub)、秋葉原店(B1st,E2st,Cst+sub)、渋谷2号店(B1st)、池袋店(A2st)、中野店(G2st) 吉祥寺店(Sst)、都立大店(A5st,A3st)、代々木店(3Ast)、新宿店(B1st,E3st)、初台店(B1st,Fst)、下北沢店(G3st)、自由が丘店(B3st)、駒沢店(B1st) 、高田馬場店(A5st,G2st)
・Little Mark Tube
チューブ・プリアンプの暖かみと豊かさを選ぶことも、ソリッドステート・プリアンプの透明感のあるアタックを選ぶことも、また両者をミックスすることも可能なモデル!
それぞれにゲイン・コントロールを持つ2つの入力を装備。
常設店舗:中野店(Sst)、新宿店(S1st,S3st,A1st,A7st)、渋谷1号店(Sst)、野方店(A1st,E2st)
・BIG BANG
Little Markゆずりの多機能に加え、レベル調整可能なヘッドフォンアウト、AUX INやMUTE機能を搭載!
常設店舗:池袋店(E2st+sub)、初台店(A1st)
■一つの集大成ともいえる最新機種「Little Mark Vintage」
真空管をプリアンプ部に搭載することで、ウォームなサウンドメイクが可能に!
本機最大の特徴が3-WAY SWITCH。 スタンダードな「FLAT」、ミドルをカットしドンシャリサウンドを作りやすくする「CUT」、ハイを削りビンテージスタイルのサウンドを作る「OLD」という3種類のセッティングを直感的に選択可能!
この最新機種もサウンドスタジオノアで導入!
マークベースの集大成を体感してみよう!
常設店舗:代々木店(3Bst)、高田馬場店(B1st)