NOAH NEWS
2021.01.16
自由が丘店スタッフおすすめのギターアンプ!
ORANGE Rockerverb 100MK2をご紹介!
...と、その前にまずはOrangeの歴史についておさらいしましょう。
Orangeは、クリフォード・クーパー氏が1968年レコーディングスタジオOrange Studioとして、イギリスのロンドンで設立されたのがはじまりです。
その後スタジオの経費を賄うことが難しくなり、1968年に地下室のスタジオ運営のほか、1階で楽器店Orange Musicとしてオープンしました。運営のためにクーパー氏自身の機材を販売して賄っていたと言います。
こうしてレコーディングスタジオから音楽ショップへと転身しましたが、在庫の仕入れが困難であったため、中古機材しか扱うことができませんでした。当時は新しいものより、使い込まれたギターが好まれていたこともありなんとか運営することができたそうです。
しかし、在庫の入手が困難である状況は変わることはなく、その状況を打開するために独自のオリジナルアンプを作ることを決め、Orange Musicのセールスマンであるミック・ダインズと共にアンプの設計を考え出しました。そして、早くも1968年の秋には、マット・マサイアス氏が創業する「Radio Craft社」に製造を依頼しOrange初のオリジナルアンプが誕生します。
マット氏からMatampのロゴを追加したいという提案に、クーパー氏はともに開発を行なってくれたマット氏への感謝と礼儀から同意し「Orange Matamp」というブランドとしてOrangeのアンプがスタートしたのです。会社の立ち上げからアンプの完成まで凄まじいスピードです。
初期の頃は裏小屋の様な場所で100ワットのチューブアンプをハンドメイドで作り上げていましたが、高まる需要からRadio Craft社は生産に追いつかなくなり、マット氏は会社へのコストを賄うことができなくなりました。
新しくCooper Mathias Ltdを設立するも、生産スピードを上げることができず、1970年二人はそれぞれの道を進んでいくこととなります。
その後クーパー氏は製造拠点を変え、生産スピードを上げることに成功します。
ちなみに、その後の二人は友好的な関係を保ったそうです。初期からの絆を感じます。
1970年のうちにOrangeはレーベルの立ち上げやテレビスタジオで使用される他、シンボルマークのブランデキングにも成功。
こうして、Orangeは世界から注目を集める会社となったのです。
今現在、「オレンジ色のアンプと言えば?」と質問すると、ほぼ全員がすぐにOrange思い浮かべることができるのではないでしょうか。
その様になるまでに、生存を賭けた並ならぬ努力の歴史があったのです。
お待たせしました! ついに、Rockerverbの登場です!
Rockerverbには元となったモデルがあり、1998年にADシリーズが発売されたのが始まりです。
ADシリーズは、ジミー・ペイジがブラッククロウズと一緒に行ったツアーで採用されるほか、ジェレミー・スペンサーが直接クリフに電話して絶賛するなどと、ロックスター達から高評価を得ながら、1999年USのGuitarPrayer雑誌のEditors'PickAward賞を受賞。
雑誌を通して世界中に知れ渡ることとなりました。
その後もADシリーズの人気は続きますが、ある日「ADシリーズに、エフェクトループ(センドリターン)を取り入れて欲しい」とメールが送られてきます。
音色に影響を与えることなくADシリーズに直接組み込むことはできませんでした。
そこで2003年に開発されたのがRockerverbシリーズです。
2010年にはクリーンチャンネルのMIDを調整を可能にする他、リバーブの真空管を変えるなど当時に合わせたモダンな仕様に改良されていったのです。
ORANGE Rockerverb 100MK2は、オレンジのフラッグシップRockerverbシリーズの100Wモデルをさらに良いトーンと操作性をアップグレードした2ch仕様のヘッドアンプです。
ちなみにこちらのOrangeのギターアンプは自由が丘店以外でも
吉祥寺店:https://www.studionoah.jp/kichijoji/options/
中野店:https://www.studionoah.jp/nakano/options/
でもレンタルが可能!
チャンネルはCREANとDIRTYの2種類があり、CREANchはオレンジ独特のパンチのきいたクリーンサウンド、DIRTYchはブルースよりのオーバードライブからハードロック向きのディストーション、エッジの効いたモダンなヘヴィサウンドまで幅広く音作りが可能!
また、どちらのチャンネルにもリバーブをかけることができます。
背面にはバイアス切り替えスイッチがあり、真空管パワーアンプをEL34から6L6に切り替えることができます。
これにより真空管を交換せずに、サウンドバリエーションを変える事ができます。
そして、スタッフが特におすすめする、キャビネットのPPC412。
重厚なボトムエンドとラウドなミッドレンジのCELESTION VINTAGE 30スピーカーが採用されており、タイトで中音域が特徴的なキャビネットです。
オレンジのアンプだけではなく、ほかのメーカーのアンプと合わせても最高の音を出してくれます!
また、ルックス面も申し分なく、オレンジ色の外郭とビンテージホワイトのカラーの組み合わせで気品や風格を醸し出しており、インテリアや配信ライブなどでも映えること間違いなし!
ぜひ自由が丘店でお試しください!
TEL:03-5701-7700
URL:https://www.studionoah.jp/jiyugaoka/
Twitter:https://twitter.com/noahjiyugaoka
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