音楽コラム集|スタジオマンが教える豆知識
2023.06.09
リバーブとは簡単に言うと「空間の残響音」の事です。
スタジオで歌ったり楽器を弾いたりする時に常設のエフェクターでリバーブやディレイ、いわゆるカラオケでのエコーをかけていますでしょうか?
実際かけてみると狭いスタジオでも奥行きを感じる事ができ、お風呂で歌っているような気持ちの良いリハーサルを実現できます。
サウンドスタジオノアの6帖〜12帖のバンドスタジオにはほぼTC Electronic M350というボーカルエフェクターが常設されています。
操作は比較的簡単で、該当するAUXのつまみを回して音を送るとリバーブやディレイのエフェクトがかかるように設定してあります。
今回はそんなボーカルエフェクターの中から基本的なリバーブの種類を紹介しますので、是非試してみてください!
①Plate (プレート)
鉄板を響かせて残響音を作り出し、癖がなく残響が長く温かみのあるリバーブです。業界では頻繁にボーカルに使用されており好んで使う方がかなり多いリバーブです。
②Hall (ホール)
その名の通りコンサートホールのような大きい会場で響くようなリバーブでかなり深い反響音が欲しい方におすすめです。
③Room (ルーム)
リビングやお手洗いなどの小さめの部屋で発生する自然なリバーブが特徴的で普段の生活で聞いているような残業音を作り出す事ができます。
次にリバーブの種類を選択するつまみの横にあるリバーブを細かく設定するつまみを紹介します。
Pre Delay → 原音からリバーブがかかるまでの速さ
Decay Time →リバーブの減衰までの長さ
Color Filter → リバーブの明るさや暗さ
どのような設定値でも自分が好きな音になれば全て正解です。
音楽に間違いというものは存在しません。
リバーブ以外にもM350の左側に声が煌びやかになるChorus、音量を一定にそろえるCompressor(Comp)など数多くのエフェクトを搭載しております。
是非たくさんのエフェクトを試してみてください!
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