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楽器NEWS

【新製品情報】Ibanezからルカ・マントヴァネッリのシグネチャー・モデルが登場!

2023.07.29

Ibanezから人気の"AZシリーズ"AZ2203Nをベースにした、イタリアのギタリストであるルカ・マントヴァネッリ氏のシグネチャー・モデルのギターが発売!

Ibanez LM1-LWH

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AZ専用Oval CシェイプのS-TECH WOODローステッド・メイプル・ネック

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窒素加熱処理技術である"エステック処理"されたメイプル材を使用しています。エステック処理された木材は形状安定性、反りに対する耐久性、耐水性、温度変化に強いといった特徴を持っており、日本国内で特許技術を取得しています。

指板とネックの接着面から指板エッジにかけてなだらかに落とし込むようにシェイピングし、指板エッジを丸めたコンフォート・グリップです。ボールミル加工によって正確にかつ確実にその形状を再現しています。

ネック幅はナットで42mm、最終フレットで56.4mmに設定し、ロー・フレット部では握り込みやすさ、ハイ・フレット部にかけては親指をネック裏に置くクラシカル・スタイルでの演奏性を特に配慮した形状となっています。

フィニッシュには弾き込まれたギターのネックのような質感のオイル・フィニッシュ仕上げを採用しています。

ローズウッド材を採用したコンパウンド・ラディアス指板とジャンボサイズ・ステンレス・フレット

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指板にはバランスの取れたサウンド・キャラクターで暖かみのあるトーンが特長のローズウッド材を採用。

ロー・ポジションでの握り込んだコード・フォーム、ハイ・フレットでのリード・プレイ、どちらにも対応するべく採用したコンパウンド・ラディアス指板です。

また、照明などでめまぐるしく変化する演奏環境に対応してくれる、高い視認性を誇る3.0mm径の蓄光材ドット・ポジションを採用。暗いステージの上でも自分の弾きたい音を見失うことはないでしょう。

ナットには、油含浸した牛骨ナットを採用。チューニングの安定性に大きく貢献するナットの滑りの良さと、ビンテージギターのようなレゾナンスを実現しています。

Gotoh MG-Tロッキング・マシンヘッド

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弦交換の利便性を追求し、チューニング・スタビリティに定評のあるGotohMG-Tロッキング・マシンヘッドを搭載。

指でダイヤルを回すことにより、ポスト穴に通した弦を簡単にロックできる構造です。

Super All Accessネック・ジョイントとAZ専用デザインのボディ・コンター

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ボディ裏面から8mmの高低差で段彫りし、さらにネックとの接合部を球面に仕上げることで高い演奏性を実現した"Super All Access"ネック・ジョイントです。

低音弦側のカッタウェイを浅めに設計しており、ボディとネックとの設置面積を最大化することで、高い演奏性を保持しながらもサスティーンとレゾナンスの良さをも両立しています。

また、ボディはコンテンポラリーなデザインを目指したオリジナル・ボディ形状です。

薄く仕上げたボディ・コンターと大きめのエルボー・コンターは、プレイヤーとギターとの一体感を生み、演奏性向上にも大きく貢献します。また、ボディのくびれを深くすることで抱えたときや、ステージ上での取り回しが良く、高い演奏性を実現しています。ボディ表面と裏面とで角のRを変えており、座位・立位に関わらずギターを抱えた瞬間にフィット感が感じられるエルゴノミックな設計です。

リセス・ブリッジ・キャビティにマウントしたブラス製サドル&イナーシャ・ブロック搭載のGotohT1702Bトレモロ・ブリッジ

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ボディ上面はリセス加工を施し、アーミング操作を滑らかに行えます。

ダブルロック・タイプのギターも使用していたルカ・マントヴァネッリ氏のこだわりです。

また、ウォームでブライトな音色とレゾナンスの良さが特長のブラス製サドルと、イナーシャ・ブロックを採用したGotohT1702Bトレモロ・ブロックを搭載。

弦間ピッチは10.5mmのナロー・スペーシング設計で、スキッピングやハイブリット・ピッキングなどの、弦間をまたいだピッキングのしやすさを追求しています。

さらに、Ibanez Edgeトレモロのアームや、ウルトラ・ライト・トレモロ・アーム(カーボン製/UTA20/別売)も流用できるアームソケットを採用。従来のアームのように回し入れることなくスナップ・インでアームを装着することができます。アーム取り付け部のトルクキャップを回転させることで、簡単にトレモロ・アームのトルク調整ができます。加えて、スタッドに埋め込まれたイモネジでガッチリと固定することで、チューニングのスタビリティやレゾナンスに大きく貢献するスタッド・ロック機構をも標準装備しています。

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また、背面には3つのトレモロ・スプリングには"共振・共鳴"を抑えるために、ゴム製のスプリング・ミュートを装備しています。

セイモア・ダンカンと共同開発したフォーチューナ・ピックアップ

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AZ専用ピックアップとしてセイモア・ダンカンと共同開発したHyperionと比べ、さらにナチュラルで幅広いジャンルに対応できるクリーントーン、プレイ・ニュアンスの出しやすさを求めて開発したのが、このAZ-N専用ピックアップ"Fortuna(フォーチューナ)"です。シーンによって使い分けられるさまざまなペダル・エフェクトとの相性の良さも考慮した、中出力のピックアップです。

ジャック側のトーン・ノブの回し具合と5-Wayピックアップ・セレクター位置の組み合わせで、フロントまたはリア・ピックアップのミックス具合が調節可能な、ブレンダー機能を搭載

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LM1-LWHは、AZ2203N同様に伝統的なSSS配列・5-Wayスイッチを基本とし、これにフロントまたはリア・ピックアップの音をブレンドすることによりバリエーション豊かなサウンドを奏でられる"ブレンダー"機能を搭載。

演奏中でも手軽に操作でき、サウンドメイクの幅を広げます。

仕様

・ネックタイプ:AZ Oval C S-TECH WOODローステッド・メイプル・ネック

・ボディ:Alder Body

・フレットボード:ローズウッド

・フレット:ジャンボ・ステンレス・フレット

・チューニング・マシン:Gotoh MG-Tロッキング・マシンヘッド

・ナット:牛骨ナット

・ブリッジ:Gotoh T1702B

・ネック・ピックアップ:セイモア・ダンカン フォーチューナ(S)ネック・ピックアップ

・ミドル・ピックアップ:セイモア・ダンカン フォーチューナ(S)ミドル・ピックアップ

・ブリッジ・ピックアップ:セイモア・ダンカン フォーチューナ(S)ブリッジ・ピックアップ

・コントロール、ピックアップセレクター:1ボリューム、1トーン、1ブレンダー、5-Wayレバースイッチ

・ストリング・ゲージ:ライトゲージ(.010/.013/.017/.026/.036/.046

ルカ・マントヴァネッリ(Luca Mantovanelli

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イタリア出身。幼い頃から天性の才能を発揮、ドラム、ベース、管楽器を学び始めた後にエレキギターに専念。最初は独学だったものの、アドリアーノ・グァリーノやマルコ・スフォグリに師事し、加えてアントニオ・デ・イノセンティスからはクラシック・ギターを学ぶ。

ビレリ・ラグリン、パット・マルティーノ、ロベン・フォード、フランク・ガンバレ、エディ・ヴァン・ヘイレン、マイケル・ブレッカー、オスカー・ピーターソン、ゲイリー・バートンといった多くのミュージシャンから影響を受け、多様性を育む。

その後、900ビッグ・バンドへの参加によってジャズ・パフォーマンスへの扉を開き、マッシモ・モリコーニ、シルビア・パニらとのコラボレーションも行う。2011年にはサン・ジョヴァンニ・テアティーノで開催されたFBジャズ・フェスティバルで、マイク・スターン、ジェフ・バーリンらとも共演を果たし、名実ともにロック、ジャズいずれにも通ずるギタリストとして認知を高め、オンライン・レッスン・サイトであるJam Track Central.com ではジャンルレスなギター講師として活躍中。

製品ページ:https://www.ibanez.com/jp/news/detail/20230518105043.html