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音楽コラム集

【スタジオマンが教える豆知識 vol.19】 エレキギター弦ザックリ比較!

2023.08.30

エレキギター弦の種類が多くてどれを買えばいいのかわからない!そんな方々の為、ノアで取り扱っている弦の種類と特徴を解説していきます!

【種類】

・ニッケル弦

錆に強い!柔らかい!音のレンジも広い!そして安い!おそらく世界で最も普及しているタイプでしょう!大半のギターは出荷時にこの素材の弦が張られていることが多いです!

・ステンレス弦

鋼鉄とクロムの合金であるステンレス。汗や皮脂などの汚れに強く、ニッケル弦より錆びにくい!エッジの効いた、シャープでカラッとしたサウンドでしょうか。

・コーティング弦

表面に特殊なコーティングが施された弦。通常の弦より少々値段は高いですが、ノンコーティングのステンレス弦よりさらに錆びにくいです!

非常に長持ちするので、コストパフォーマンスに優れているとも言えるでしょう。長時間の現場でも少ない劣化で使用することができるので、愛用しているプロギタリストも数多くいます。

【ゲージ】

ゲージとはズバリ弦の太さのことです!

ゲージの違いによって、スーパーライト、エクストラライトなどの名称がついています。

最もポピュラーなゲージはライトと呼ばれ、太い弦から順に、.046 - .036 - .026 - .017 - .013 - .010 インチのセットで組まれています。

・細い弦

テンション感が緩めで、ラクに弦を押さえられる!繊細で軽めのサウンド。

・太い弦

テンション感がキツく、押弦に少し力が必要。パワフルで太めのサウンド。

【取り扱い弦の一例】

D'Addario EXL110 / EXL120

ド定番のニッケルワウンド弦!

癖が無く広いレンジを持ち、ブライトなサウンド。各ギターメーカーが出荷時に採用するほど信頼性が高く、世界標準となっています!迷ったらこれでしょう!

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ERNIE BALL SLiNKY 2221 / 2223

D'Addarioと双璧を成す、こちらも定番の弦。

上記と同じくニッケルワウンド!D'Addarioよりもテンション感が弱めで、ハイミッドのあたりが気持ちいい印象!ジャキッとブライトなサウンドです。

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Elixir NANOWEB 12002 / 12052

コーティング弦のトップブランド!

なんと言っても錆びにくく長寿命。特有の手触りで、フィンガリングノイズを押さえられます!D'Addarioと比べると、ローミッドやハイが良く出ているような印象です!

高頻度で弦交換をする必要が無いので、長時間の現場や、複数のギターを所有している方にオススメ!

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【まとめ】

いかがでしたか?弦の選び方のひとつとしてお力になれれば幸いです!

弦の寿命は早くて2週間と言われています。弾いている間は汗や皮脂などで劣化してしますし、弾いていなくても、空気中の酸素によってどんどん酸化が進んでしまいます!

錆びや変色、光沢がなくなっていないかチェックしてみてください!

また古い弦はチューニングが合いにくくなったり、サスティーンが短くなってしまったり、演奏上で様々な弊害をもたらします。そうなる前にも早めの弦交換をおすすめします!!

サウンドスタジオノアでは他にも、アコースティック弦やゲージごとのバラ弦、エレキベース弦など、各種販売しております!

24時間営業している店舗もあるので、楽器屋さんが閉店した後でも安心!

ご来店、お待ちしております!