去る7月29日、サウンドスタジオノア駒沢店にて第2回目となるNOAH College「Pearl ドラムワークショップ」が開催された。
今回も初心者を対象とした基本的なことについてというコンセプトであったが、「ドラムとは」という意外と掘り下げる機会のない内容となり、大変濃い時間となった。
ワークショップは二つに分けられた構成で、前半はパーツについてや音が鳴る仕組み、シンバルについてなど、パワーポイントを駆使したわかりやすい説明がなされた。各パーツの名称から、パーツが音に与える影響について、エッジの重要性、ヘッドについてなどの詳しい話もあった。ドラムの音の大半はシェルで決まるがラグの種類や数でさらに変化があるなど、奥深い話が盛りだくさんであった。
後半は質疑応答。質問の大半はチューニングについてが多く、さまざまな方法や考え方があることが紹介された。他にも、スネアやドラムセット購入時のアドバイス、シンバルの音の相談など普段なかなか聞けない質問をぶつけることができたようだった。
終わってみるとあっという間の二時間だった。そして意外とわかっているようでわかっていなかったあやふやにしていた基礎的なことが知識として身についたように感じられた。魂を込めて作られた製品について、メーカーから直接話が聞けるチャンスは滅多にないので、とても満足のいく内容となったのではないだろうか。
