去る10月16日、RMEによるデジタルレコーディングセミナーが開催された。
まず始めにサウンドスタジオノアでレンタル可能なRME Firefaceシリーズの新しいフラグシップモデルであるUFXが紹介された。聞き慣れない単語も多く使われていたが、性能の判断基準となるさまざまな数値(bit、Hz、S/Nなど)についても一つひとつ丁寧な解説がなされていたので、自然に聞くことができた。その結果、サウンド、機能ともに一切の妥協を許さないユーザーのニーズを満たす製品であることがわかった。
紹介と解説の次は、オーディオ信号に関する基礎知識に移った。ここではアナログオーディオとデジタルオーディオについてやDAWについて、オーディオインターフェイスについてなど、デジタルレコーディングをするにあたって必須となる知識や機器の「ここが知りたい」を教わることができた。
基礎知識を身に付けたところで、次は実践に移った。実際にマイクを用いて録音し、レコーディングをする際に注意しておきたいことや自分の理想の音に近づけるヒントを、見て聞いて学ぶことができた。
数々のレコーディングをしてきたからわかるマニュアルに載っていないようなレコーディングのヒントやコツが聞けるということは、受講者にとってかなり大きな特典になるのではないだろうか。そこにたどりつくまでには、きっとかなりの時間や労力がかかっているハズ。
最後は質疑応答になり、熱心に質問する受講者とその質問に対して親身になって答えてくれる講師の姿が印象的であった。
このRMEによるデジタルレコーディングセミナーは今回の初級編に続き、中級・上級も予定されているので、そちらにも期待したい。
当日配信動画はコチラ
RMEデジタルレコーディングセミナー前半
RMEデジタルレコーディングセミナー後半