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2023年10月17日

世界初のエレキベース、Fenderの魅力

■ はじめに

今や様々なジャンルの音楽にエレキベースの存在は欠かせないものとなっています。

実はその姿は楽器メーカー「Fender」が開発し誕生した当初から大きく変わらず、今もスタンダードなものとして世界中で使用され続けています。

今回は、そんなFenderのエレキベースについて解説していきます。

■ Fenderとは?

Fenderはギター・ベースの世界的メーカーとして現在も君臨していますが、そのスタートはレオ・フェンダーが1938年に音響機器の修理業として立ち上げた会社です。

レオ・フェンダーは1940年台後半から、エレキギター・ベースの試作を始めていきます。

■ 世界最古のベース、Fender プレジションベース

1950年、レオ・フェンダーは世界最古のエレキベース「プレシジョンベース」のプロトタイプを作り、1951年に発売しました。

それまでのベースはウッドベースのようにフレットが打たれていなかったものの、このプレシジョンベースは現在では一般的なフレットが打たれたもので、「正確な(Precision)ピッチ」での演奏が可能という点、アンプを用いて大音量が出せるという点で大きな反響を呼び、人気となりました。

■ 世界的スタンダード、Fender ジャズベース

先述のように人気によりロングセラーとなったプレシジョンベースに続いて、1960年に発売されたのが「ジャズベース」です。

こちらはプレしションベースのもつサウンドをさらに幅広い音楽ジャンルにマッチするよう、プレシジョンベースに1基のみ搭載だったピックアップをネック側・ブリッジ側の2基搭載としたほか、プレシジョンベースと比較するとネックもやや細めになるという変更も施されています。

現在では様々な音楽ジャンルのベーシストに愛用される世界的スタンダードなモデルとして知られています。

■ Fenderが愛される理由とは?

Fenderがエレキギターやエレキベースの人気プロダクトを世に送り出して以降、音楽業界の流行など変化していき、Fender社自身も買収や業績悪化などを乗り越えて現在に至ります。

そうした中で、どのプロダクトも伝統的なデザインやサウンドは守りつつ、最新技術も取り入れながら現代的な音楽ジャンルにもマッチしうる楽器を世に送り出し続けていることが、今もなおFenderが世界中のプレーヤーから愛される理由なのではないでしょうか。

■ 最後に

ここまで紹介してきたFenderのベース、楽器店やスタジオでほぼ必ず取り扱っています。
気になった方はぜひ実際に音を出してみてください!