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2021年08月26日

初心者必見!ジャズベースとプレシジョンベースの違い|サウンドスタジオノア

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-はじめに

ボーカルやギターのように目立つ楽器ではないものの、バンドアンサンブルの土台を支えるベース。
コードのルート音を淡々と刻んだり、スラップで楽曲にアクセントをつけたり、縦横無尽にベースラインを弾くことも。
そんなベースの音や演奏を聴いていて、自分も弾いてみたい! と思う方も多いでしょう。
今回はベース初心者の方にぜひ読んでいただきたい、エレキベースの代表的な2つのモデル「ジャズベース」「プレシジョンベース」について解説していきます!


■ ジャズべとプレべの違いとは

(1) ピックアップ

ジャズベースはピックアップが2基搭載されており、ネック側で柔らかい音を、ブリッジ側で硬い音を収音しています。
それぞれの音のミックス具合をつまみで調整できることから、音作りが多彩です。
プレシジョンベースはボディ中央部にピックアップが1基搭載されているのみで、ベースらしく素直で柔らかい音色が特徴です。


(2) ネックの太さ

ネックの一番細い部分の幅が、ジャズベースは38mm、プレシジョンベースは43mmとなっており、実際に手にするとかなり差異を感じます。
手が大きくない方にとっては、プレシジョンベースがやや弾きにくいと感じられるかもしれません。


(3) 音の違い

先述のピックアップの違いやネックの太さの違いからサウンドも当然異なっています。
ジャズベースのほうがバランスよくすっきりとしたサウンドとなっており、アタックも明瞭でスラップ奏法などにも適した音色です。
対してプレシジョンベースはとにかく音が太く柔らかいのが特徴で、一般的にロック向きとは言われますが、アンサンブルの中でベースらしい太い音色が求められるポップスなど、幅広いジャンルに適しています。


(4) 見た目

ジャズベースとプレシジョンベースでは、ボディ形状が少し異なります。
ジャズベースはボディのくびれ位置が左右非対称なのに対し、プレシジョンベースは左右対称となっています。


■ ジャズベースの特徴

ここまで取り上げたジャズベースの特徴をまとめると、
・ピックアップ2基搭載。すっきりとしたバランスの良いサウンド
・ネックがやや細い
・ボディのくびれ位置が左右非対称
となります。


■ プレシジョンベースの特徴

プレシジョンベースの特徴をまとめると、
・ピックアップ1基搭載。太く柔らかいサウンド
・ネックが太め
・ボディのくびれ位置が左右対称
となります。


■ プレべとジャズべどっちを選ぶ??

求めるサウンドや好きなベーシストの使用しているタイプに近いものを選んだほうが良いですが、特にこだわりがなければ、ネックの太さからくる演奏性や音作りの多彩さを考えると最初の1本はジャズベースが良いでしょう。


■ プレべとジャズべを使用する有名ベーシスト

(1) プレシジョンベース

イングランドのパンクバンド・Sex Pistolsのシド・ビシャスが、プレシジョンベースを使用したベーシストとして著名です。


(2) ジャズベース

様々なバンド・グループへの参加で知られるフュージョン界の伝説的なベーシスト ジャコ・パストリアスが、ジャズベースを使用したベーシストとして著名です。
ロック界では、Red Hot Chili Peppersのフリーが、ジャズベースの特徴を活かしたプレースタイルで人気を得ています。


  -終わりに

ジャズベースとプレシジョンベース、どちらが良いか迷ったらまずは弾いてみて選ぶのが良いでしょう。
スタジオノアではほとんどの店舗でFenderのジャズベース・プレシジョンベースを取り扱っています。
アンプからしっかりと音を出して、実際に自分の演奏スタイルにあったタイプを選んでみると間違い無いです。