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2022年04月27日

ベースアンプの使い方を知って音作りをしよう|サウンドスタジオノア

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■ ベースアンプの各部の名前と使い方

ベースアンプは様々なコントロール部を搭載し、ベースの音域に特化した音作りが可能です。
メーカーや製品によりコントロール関係をはじめとする各部名称はばらつきがありますが、比較的多く見られる呼称で説明していきます。


・ボリューム(Vol)
その名の通り、音量を決めます。
ボリュームがインプット・アウトプットで分かれている場合もあります。


・イコライザー(EQ)
音域毎の音の成分量を調整するつまみです。
LOW(またはBASS)・MID・HIGH(またはTREBLE)に分かれていることが多いです。


■ ベースアンプの使い方

まずインプットの段階で最適な入力音量に設定します。
電池を使用するアクティブベースの場合、アクティブ用のインプットに入力するか、PADスイッチ(入力時点での音量を一定量下げる)をオンにします。
アクティブベースは信号が強いため、そのまま何もせずアンプに入力すると音の歪みや割れに繋がります。
パッシブベースの場合は、パッシブ用のインプットに入力するか、PADスイッチをオフにします。


次にボリュームを決めます。
インプットボリューム(またはGAIN)で入力時点での音量、アウトプットボリュームで全体的な出力音量を決めていきます。
ブリブリとした歪んだ音色を狙う場合は、インプットを高めに設定してアウトプットで出したい音量まで上げる、という形となります。
この時、EQは全て12時にしておくと良いでしょう。


最後にEQを操作して好みの音色に設定します。
FenderやVOXなどが販売する家庭向けの小型機種は、パラメトリックイコライザーのみで操作するシンプルな機種が多く、スタジオ定番機種のAmpeg SVT450やHartke HA3500、Trace Eliotなど大型機種にはつまみで操作するパラメトリックイコライザーの他、特定の帯域をフェーダーで上下するグラフィックイコライザーがついています。


慣れるまでは、後述する方法で音を仕上げていくのがオススメです。


■ フラットからの音作り方法

フラット(EQが全て12時)状態にしてから、各帯域を操作していきます。
低域の迫力や音圧が足りないと思った場合はLOWを上げ、逆に音がこもってしまう場合は下げることでスッキリさせます。


MIDはアンサンブルの中でベースラインが埋もれていると感じる時にやや上げる形で微調整すると良いでしょう。


TREBLEはルート弾きなどで音の輪郭、アタック感がぼやけていると感じる時に上げると良いでしょう。


グラフィックイコライザーが搭載されている機種であれば、まずパラメトリックイコライザーで大まかな音色を作り、グラフィックイコライザーの方で耳につく帯域だけを少しだけカットする、というような操作がオススメです。