2024年02月08日
ドラムのセッティングについて知ろう!
■ はじめに
ドラムセットは、両手両足を駆使してバスドラムやスネア、タム、シンバル類など多点の楽器を鳴らします。
そのため、それぞれの配置や高さ、角度などのセッティングを自分に合わない状態にしてしまうと、演奏がしにくくなり、本来の音色を鳴らせないことにも繋がってしまいます。
今回は、初めてドラムを叩くときでも安心できるよう、自分に合った叩きやすいドラムのセッティング方法を解説していきます。
■ スネアドラムのセッティング
ドラムセットの中で最も叩く機会が多く、重要になります。
スローンに座り、スティックを振り下ろした際にスティックが最も自然に当たる位置・高さにスネアを置くと良いでしょう。
また、角度はほんの少し手前側に傾けておくとリムショットが叩きやすくなります。
■ ハイハットのセッティング
ハイハットのセッティングにおいては、高さが重要となります。
スネアの打面から15cmほど高い位置を基準に微調整していくと良いでしょう。
また、ペダルを踏み込んでいないオープン時に、トップとボトムが1cmほど開いているくらいの開き具合が自然です。
■ タムのセッティング
(1)ハイタム・ロータム
一般的なスタジオやライブハウスに設置されているセットでは、バスドラムから生えているタムホルダーにハイタムとロータムが設置されています。
それぞれスネア同様、やや手前側に傾くような角度にセッティングしつつ、底の部分がバスドラムに接触しないような高さをキープするようにしましょう。
(2)フロアタム
フロアタムは他のタムから独立し、3本足で自立する方式です。
打面がスネア打面と同じになる高さを基準にしつつ、他のタム同様に少しだけ手前に傾けておくと良いでしょう。
また、バスドラムに接触しないよう少し離しておくのもポイントです。
■ シンバルのセッティング
一般的なセットだと、クラッシュシンバルを左右に設置します。
どちらもタム打面より握り拳2〜3個分高い位置を目安にすると良いでしょう。
また、ライドシンバルはフロアタム打面より握り拳2個分高い位置を基準に、叩きやすい位置に調整してみてください。
いずれもタム同様にほんの少し奏者側へ傾けておくと自然にスティックが当たるようになります。
■ 最後に
ドラムセットの正しい、自分に合ったセッティングを最初にしっかりマスターできれば、長時間の練習やリハーサル・本番においても無理なく疲れにくい状態で叩けるようになります。
最初は時間がかかってしまいますが、しっくりくるセッティングを掴めるようにしましょう!