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2023年07月24日

ギターの第3の王道?!PRSを知ろう

■ はじめに

PRS
とは「ポール・リード・スミス」というギターブランドです。
Fender
Gibson2大メーカーに並ぶ第3のブランドとして非常に人気を得ています。
80
年代後期から流通し始めたPRSギターは、著名アーティストの使用などで評判が広まり、現在では世界中で愛用者が多く存在しています。

PRSの歴史

80
年代に創業者のポール・リード・スミス氏は2タイプのプロトを作成し、ギター販売店へ売り込みました。
その後、85年のNAMM SHOWで主力モデルを発表し、工場での生産へと移行。
品質・演奏性の高さが話題を呼び、メーカーとしての規模が急拡大して行きました。

PRSの魅力とは?

まずダブルカッタウェイの特徴的なボディが目を惹きます。
指板のインレイやボディトップの木目など細部に至るまでこだわり抜かれたルックスが大きな魅力と言えます。

また、ダブルカットの恩恵とも言えるハイポジの演奏性の高さや取り回しの良さもポイント。
サウンド面では、コイルタップ可能なピックアップ構成により、ハムバッカーの力強いサウンドからシングルコイルの繊細かつ歯切れの良いサウンドまで1本でカバーできる使い手の良さが特徴です。

■ PRSの有名モデル

(1)
グレード

最もリーズナブルに入手可能なのがSEシリーズです。
とはいえ、使用される材のグレードなどは上位機種と異なるものの、PRSならではの音の良さ・作り込み精度の高さはこのシリーズにも一貫しています。

その上のグレードがS2シリーズ。
こちらも生産の効率化によってコストカットされておりリーズナブルに入手可能ですが、SEシリーズよりもハイグレードの材が使用されています。

そしてS2シリーズよりもさらにハイグレードなパーツ類を搭載しPRSのレギュラーラインナップと位置付けられているのがCoreシリーズ。
プロでも使用者の多いグレードです。

最後に、最高級グレードと位置付けられているのがPrivate Stockシリーズです。
こちらは製造工程から材の選定まで一才の妥協なく最高峰のものが詰め込まれています。

(2) モデル

Custom 22
22
フレット仕様。
Fender
Gibsonの主要機種と同様のフレット数で、スケールは両社のちょうど中間程度であり、他メーカーのギターとも違和感なく使い分けできます。

Custom 24
こちらは24フレット仕様です。
フレット数が異なるため、スケールやPU、ブリッジなど各パーツの位置などもCutom 22とは異なっており、サウンド面においても差異があります。

McCarty
かつてGibsonCEOを務めたテッド・マッカーティー氏の名を冠したモデル。
ボディ厚や電装系など、Gibsonに寄せたキャラクターのサウンドが特徴です。

PRSの選び方

グレード毎に販売されているモデルが多いので、まずはどういった仕様・サウンドを得たいかを考え、その上で予算にあったグレードを選ぶと良いでしょう。

例えば、伝統的な仕様やサウンドをイメージしている場合はCustom 22を、よりモダンな方向で行きたいならCustom 24をチョイスし、予算にあったグレードで、自分好みの色味やサウンドの個体を探すのが愛機に辿り着く近道でしょう。

PRSを使っている有名アーティスト

カルロス・サンタナ
PRSの名を世界に広めたギタリストは間違いなくこの人。
PRSギターとメサ・ブギーの組み合わせから放たれる音はまさにサンタナの「シグネチャー・トーン」といえます。

オリアンティ
数々の大物ミュージシャンとの共演をはじめ、自身の作品の大ヒットでも知られるオリアンティも、著名なPRSユーザーのひとりです。
キャリア初期から現在に至るまで、一貫してPRSを使用し続けています。

Toru(ONE OK ROCK)
日本国内のギタリストで著名なPRSユーザーといえばこの人。
こちらもデビュー当時から一貫してPRSをメインに使用。
ライブでも頻繁に目にします。