2024年12月07日
モニターヘッドホンの定番! SONY MDR-CD900STとは
▪︎はじめに
レコーディングやDTMなど、音楽制作の場で使用されるモニターヘッドホン。
通常のリスニング用と違い、原音に忠実でフラットなサウンドを再現することができるので、音楽制作の場では重宝されています。
そんなモニターヘッドホンの中でも、業界内で定番とされているのが今回紹介する「SONY MDR-CD900ST」です。
なぜ、このヘッドホンが長年にわたり音楽業界で使用されてきたのでしょうか?
▪︎SONY MDR-CD900STとは
「SONY MDR-CD900ST」は、もともとCBSソニー信濃町スタジオで使用することを目的として開発され、1989年に業務用として販売されたことが始まりです。
そこからスタジオ関係者のみならずアーティストからも評判が良く、TV・ラジオ・雑誌などでも数多く取り上げられ、知名度をあげました。
▪︎なぜ業界スタンダードとなったのか
レコーディングのモニタリング用に開発されているので、録音中の音のニュアンスが自然でわかりやすいという特徴があります。
また、「本物の音」と言われるほど原音の再現性・解像度が高く、レコーディングの際のノイズチェックをとくに得意とします。
このような特徴がDTMなど打ち込みの音源ではなく、J-POPやJ-ROCKなど生演奏のレコーディングをメインとする日本の音楽シーンにもマッチし、業界スタンダードを呼ばれるまで普及しました。
ほかにもパーツの流通が多く、設計も単純であるため、一般の方でも壊れた部分の修理やメンテナンスを行うことができます。ひとつのものを長く使用できることも多くの人に愛される理由のひとつでしょう。
▪︎最後に
「SONY MDR-CD900ST」はスタジオノアの店舗で無料でレンタルもしています。
まずは定番のサウンドを試してみたい! という方はぜひスタジオノアまで!