2020年07月02日
バンド初心者の鍵盤選び!ピアノ・シンセ・エレピ一体何が違うの?|サウンドスタジオNOAH
-はじめに
もしバンドで鍵盤を弾くことになると、毎回のスタジオ練習に持ち歩くのはなかなか難しく、スタジオでレンタルすることが多いのではないでしょうか。
ただ、スタジオで取り扱っている鍵盤は種類があり、最初はどれを選んで良いのか悩んでしまいます。
今回は、そんなスタジオのオプションレンタルとして用意されている鍵盤にスポットを当てて解説していきます!
■ シンセ?エレピ?生ピアノ?何が違うの?
(1) シンセサイザー(シンセ)
シンセサイザーの特徴としては、
・鍵盤のタッチが軽い
・鍵盤数が少ない
・出せる音色数が豊富
が挙げられます。
大体の機種が61鍵盤で、軽いタッチでの演奏が可能です。
エレクトリックピアノに比べて音色数も多く、幅広い音作りが可能で、楽曲に彩りを加えることができます。
(2) エレクトリックピアノ(エレピ)
エレクトリックピアノの特徴としては
・鍵盤のタッチが重く、生のピアノに近い
・鍵盤数が多い
・音色は少なめ
が挙げられます。
全体の音色数こそ少ないものの、ピアノやオルガン関係の音色は非常に豊富です。
ジャズやポップスなどピアノ系の音色を多用する場合はエレピがよく使われています。
もともとは、実際に弦が張られているピアノの打鍵音をピックアップ(マイク)で拾い音として出力する構造のピアノ(ローズ・ピアノが代表的)が主流でしたが、その後は電子回路でその音色を再現するタイプのステージ・ピアノが主流となっています。
(3) ピアノ(アップライトピアノ・グランドピアノ)
いわゆる「生ピアノ」です。
「アコースティックピアノ」とも呼ばれます。
電気信号として音になるシンセやエレピとは違い、こちらは完全に生の楽器の鳴りがそのまま音となります。
アップライトピアノは弦が縦方向に張られているので、楽器自体の面積が少なく、家庭に設置することも多い機種です。
価格はグランドピアノよりも安価です。
対してグランドピアノは横方向に水平に張られているので、設置に必要な面積は大きいですが、低域から高域まで豊かに鳴る表現力豊かな音色を得られます。
■ レンタルしたいけど、どれを選んだらいいの?
まずは各メーカーの代表的なモデル(いわゆるフラッグシップ・モデル)をレンタルしてみるのがおすすめです。
例えばRolandであればシンセサイザーはJUNO-DS、エレピはRDシリーズになります。
この辺りは操作も非常にシンプルで、且つ音色も豊富に内蔵されているので、一般的な楽曲のカバーをする際に困ることは少ないのではないかと思います。
■ スタジオでレンタルできる鍵盤は?
スタジオノアではシンセ・エレピ・生ピアノのいずれもレンタル可能です。
それぞれ各メーカーの定番モデルを取り揃えているので、弾き比べなども可能です。
■ 買う前にスタジオで試してみよう
バンドなどでの演奏に慣れてくると、自分でシンセサイザーやエレピを購入しようと考える方も少なくないかと思います。
ただ、YouTubeの演奏動画や楽器店の試奏で単体での音色を確認して購入し、実際にバンドのアンサンブルの中で音を出していると「あれ? こんな音だっけ?」となることがあります。
これらの楽器は決して安い買い物ではないので、購入前に必ずスタジオでの試奏(できればバンド演奏の中で)をしてみましょう。
-終わりに
自粛生活の中で楽器演奏に興味を持ち、バンド活動をスタートしてみたいと考える方も多いかと思います。
なるべく自分のイメージしている音に近づくことができる鍵盤を探せるように、ぜひスタジオで様々な鍵盤に触れてみてください!