2023年02月16日
リハスタでライブ配信をしてみよう!|サウンドスタジオノア
■ はじめに ライブ配信ってどういう仕組み?
近年、多くの人がさまざまなプラットフォームで視聴しているライブ配信。
リアルタイムに映像を視聴者に届けられることが大きな特徴です。
ビデオカメラなどで撮影している映像や音声を配信用のデータにリアルタイムで変換し、サーバーに送られたものが各種プラットフォームを通じて視聴者に届けられる仕組みです。
それぞれの工程で必要な機材や設定などがあるため、どうしても「配信は難しい」というイメージを持たれがちですが、実はスマホやPCなど活用して誰でも手軽に始められるのです。
今回は必要な配信機材や配信方法を解説していきます!
■ ライブ配信に必要なもの
1) PC
配信システムのメインとなります。
映像や音声を取り込み、OBSに代表されるようなストリーミングソフトを用いて配信に適したデータ形式に変換、配信サーバーに配信映像を流す役割を担います。
上記の工程はネット上での動画閲覧などと比較し高負荷がかかるため、可能な限り高スペックなものが望ましいです。
2) ビデオカメラ
人や物などを映像として捉えるために必須となります。
録画用途ではなく配信用途となるため、HDMI等リアルタイムで映像出力できる端子と、画面内の情報表示を非表示にした状態で出力する「クリーン出力」設定が可能な機種が必須となります。
PC搭載・外付けのWEBカメラを用いることもあります。
ビデオスイッチャーなどを用いて複数の視点を切り替えての配信を行いたい場合は、その分の複数台のカメラが必要となります。
3) キャプチャーボード
ビデオカメラで捉えた映像をPCに取り込むために、必須となります。
4) オーディオインターフェース
マイクや楽器の音声信号をPCに取り込むために、必須となります。
音楽系の配信であれば、弾き語りなどシンプルな編成での配信には2ch〜4ch程度、バンド編成であれば8ch〜16ch以上の入力チャンネル数が必要となります。
■ キャプチャーボードとは?
先述のように、PCに映像を取り込むための機材が「キャプチャーボード」です。
さまざまなメーカーから主に「外付けタイプ」がリリースされています。
これは、USB接続などで外部映像をPCに取り込む形です。
対して「内蔵型」も存在しており、こちらはデスクトップPCに文字通り内蔵するタイプです。
安価かつ手軽に入手可能な「外付け型」が、最初に購入する物としてはオススメです。
■ 主な配信プラットフォーム
1) YouTube Live
配信・視聴ユーザー数が非常に多く、誰でも配信できるサービスです。
高画質かつ安定度の高いストリーミングが行えます。
特定の条件を満たせば、スーパーチャット機能による収益化も可能となります。
2) Instagram(ライブ機能)
アプリを開くとタイムラインの上部、ストーリーの場所に表示されるため、多くの視聴回数を見込めます。
スマホ一台でお手軽に配信できる点も魅力。
多くの人に見てもらいたい、オープンなライブに最もおすすめです。
3) ツイキャス
こちらもお手軽配信が可能な点が人気です。
配信時間が基本的に30分までと制限はあるものの、収益化にあたってのハードルがYoutubeよりも低く、短時間かつ定期的な配信を考えている方には最も参入しやすいサービスです。
■ ライブ配信のやり方
まずは使用する配信サービスを決めます。
多くの人に見てもらうためには、事前に開始日時を決めておき、URLを発行した上でSNS等で宣伝しておくのが良いでしょう。
映像については、被写体が綺麗に映るよう、実際に配信ソフト上などでも確認しながらカメラの角度や位置など微調整していきます。
音声については、マイクの設置・オーディオインターフェースを用いた集音をしてPCに取り込みます。
可能であれば実際に録音しながら、各楽器・声のバランスを微調整していきます。
PCでは配信ソフトを立ち上げ、インターネット回線に接続して回線チェックをしておきます。
回線速度に応じて、配信の安定性と画質のバランスを考えながら、配信ソフト内の画質設定など調整します。
■ ノアで借りられる配信機材
Canon iVIS mini X
ZOOM Q2n-4k
ほぼ全ての店舗で、上記いずれかのビデオカメラのレンタルが無料で可能です。
両機種とも超広角での撮影が可能で、大規模なバンド編成や大人数でのダンスなどの配信にも活用できます。
CEREVO Live Shell X
映像配信の高負荷に耐えられるハイスペックなPCの用意が難しい・・・という場合に、HDMIで入力した映像の変換・配信まで行える配信専用インターフェースのレンタルも可能です。
配信設定などの操作もスマホやiPadなどからブラウザ上で簡単に行える設計なので、より手軽に本格的な配信が可能です。