2017年09月11日
みなさんは「スタジオ」、聞いたときにどのような部屋を想像しますか?ほとんどの方が連想するのは、テレビ局やラジオ局の放送用のスタジオではないでしょうか。
ですが、「スタジオ」という看板を掲げている設備は様々です。ここでは音楽スタジオの主なものをご紹介しましょう。
ここまで取り上げた音楽スタジオはどちらかというとポピュラー音楽のためのスタジオといえますが、もちろんクラシック音楽の練習のためのスタジオもあります。基本的にはグランドピアノをメインにしたピアノスタジオです。ピアノは基本的にはソロ楽器であるため、個人練習が主となるところはありますが、ピアノスタジオは様々な工夫をこらしていろいろな音楽が練習できる環境を用意しています。ピアノのメーカーの種類を豊富にし、ヤマハを筆頭に、カワイや高級品であるスタインウェイ&サンズをそろえています。種類が豊富ということは、ピアノコンクール会場と同じピアノで練習したいという要望に応えられるということです。最近ではカルテット規模の演奏ができる広めのピアノスタジオや、ピアノ本来の持ち味を活かすことができる天井の高いピアノスタジオもあります。
衣室と汗を流せるシャワールームの有無。ダンススタジオは通常の演劇などの稽古場としてのレンタルルームとしてだけではなく、プロのダンサーから指導を受けられる各種ダンスのダンス練習の場としても活用されています。ストリートダンスだけでなく、ベリーダンスやフラダンスなどの各種ダンスレッスンに使用されています。またDJ機材の貸し出しや、音に合わせて明滅するLEDライトなどを導入して趣向をこらしたスタジオもあるので、探してみると面白いです。またバレエ用のバーやヨガマットの貸し出しを行っているところもあります。明るさの調節できる照明や、ヒーリング効果のある音楽を流しながらヨガ教室をする、という使い方もあります。
音楽スタジオ、といっても音楽以外の用途で使う方もいます。最も多いのは配信かもしれません。無線、有線問わず、スタジオの中でもインターネットに接続できる状況が当たり前になっています。これを使って「歌ってみた」、「弾いてみた」、「踊ってみた」配信をしたり、ただ自身のお笑いネタやトークをひたすらという家でやるにはちょっとというものまでバラエティに富んでいます。
次に撮影です。これはいわゆるPV、PR動画や自主制作映画といったものや、バンドキャラにコスプレしたレイヤーさんたちの写真撮影のイベントまでいろいろです。こちらは時間や場所が必要になるので、利用の用途などをきちんとスタジオの人に伝えないと、当日混乱することもあるので、予約の際は十分注意しましょう。
他にもあるのですが、スタジオにないとしたらせいぜいキッチンくらいでしょう。クッキング教室はキッチンスタジオを利用していただくとして、音楽スタジオにはさまざまな可能性が詰まっています。ぜひ一度足を運んでみてください。