2016年08月15日
こんにちは、サウンドアーツの今井です。
今回はレコーディングスタジオの仕事について、今回はその中心的な役割を担うアシスタントエンジニアの仕事をご紹介します。 音楽の仕事につきたい、そう考える方は多いと思います。 しかも音を作って行く側の将来の目標としてエンジニアになるためにはまず、アシスタントエンジニアとしての業務を担って頂く必要があります。数々のエンジニアとセッションをご一緒させていただく中で、経験を積んでいくことが大切です。 音楽制作の現場には、ミュージシャンはもちろん、作詞、作曲家、アレンジャーさん、プロデューサーさん等多くの方々とかかわり合いながら一つの作品を作り上げてゆきます。技術や経験を積むことももちろん必要ですが、そこで様々な制作をなさっている方々との人脈を形成してゆくことも大切な仕事です。 良いアシスタントとは、「空気のような存在」になることだと、先輩エンジニアはよく口にします。 存在感が決して強いわけではないけれども、いないと周りの人が困ってしまう、そんな存在。 そのようになるためには、スタジオ内外の機材の特性、その裏技までをも含めて、スタジオのブースの鳴り方等を即座にエンジニアさんにご提案できるレベルが求められています。 どんなに才能がある人でも、短期間で習得することは難しい内容ですが、2~3年はスタジオと同化する覚悟が必要だと言われています。 また、弊社ではスタジオだけではなく、ホールやライブハウスに機材とともにエンジニアを派遣しています。その様々な環境下で必要な機器類をそろえ、スムーズな収録を行える準備をすることもアシスタントの大切な仕事です。 音楽が好きで、その制作課程に携わることができる。それは本当に幸せなことです。 様々な才能がスタジオ内で力を出し合い、お互いの力を引き出し合う瞬間を持ち合えるのは、スタジオマジックならではのもので、大きなやりがいと誇りにつながっています。 そのような重要な力をもたらしてくれる、これからの新しい力に私たちは大きく期待しています。