音楽コラム集|スタジオマンが教える豆知識
2020.03.04
MACKIE 1604 VLZ 4
構造がシンプルのため、初めてミキサーを使い人やアマチュアの人には アナログミキサーがオススメです。 基本的に全ての機能が表面化しているためとても扱いやすい特徴をもっています。 また、コスト的にも安いものなら5000円程度で購入できます。 ただ、アナログミキサーには必要最低限の機能しか付いていないものが多いため、リバーブなどのエフェクト効果などをつけたいときには別途外部機材を用意する必要が出てきます。結線についても例えば、ミキサーの入出力が合計で15個ある場合で全てを使いたい場合には30本のケーブルが必要になります。YAMAHA QL5
デジタルミキサーは、ミキサー本体に様々な機能を備えており、アナログミキサーのように外部機器を用意しなくてもほとんどのことがミキサー1台でできてしまいます、さらにはデジタルミキサーはコンピュータを搭載しているものも多いので一度セッティングした状態を保存、呼び出しができるなど利便性も備えています。 また、信号をデジタル処理するため、アナログミキサーにくらべ、音質の劣化がありません。・パラメトリック・イコライザー ミキサーに入ってきた信号(音)を補正する機能で、通称EQと呼ばれ ています。マイクのハウリングポイントをカットしたい時や音源の音質を変えたい時などにも使用できます。
・AUX SEND・RETURN ほとんどのミキサーについてるAUX。AUXとはAuxiliaryの略で補助という意味をもっています。ミキサーでいうAUXはメインの信号とは別に信号を送ることができるため様々な用途で使用できるとても便利なものです。 例えば、ライブやレコーディングの際に、プレーヤーが自身の演奏が しやすいようにメインの信号とは別に自分好みのミックスを作り、モニターすることができます。 また、リバーブやディレイなどのエフェクターを使いたい場合も、このAUX SENDをつかいうことによって、マイクが複数ある場合でも それぞれ、単独にレベルを調整してエフェクトをかけることができます。 ・Diorect Out ミキサーの出力端子の1つで、16ch以上のミキサーに搭載されている ことが多いです。EQやフェーダーなどの回路を通らずマイクプリを通った直後の信号を、その名の通りダイレクトに取り出すことができるため、バックアップや別用途に使用できる大変便利な機能です。 ・BUS OUT(GROUP BUS) 通常、ミキサーにはメインアウトという出力端子が付いていますが、 このバスは、複数の信号をまとめて出力できる機能で、たとえば、メインミックスとは別に ch1とch2の信号だけをまとめて外部レコーダーに出力したい時などに使用します。 各チャンネルにはバスへ信号を送るためのルーティングスイッチが付いているので、スイッチを押すことによって、送りたいバスアウトに信号を送ることができる便利な機能といえるでしょう。 そのほかにもミキサーにはあると便利な機能がたくさんついているので、是非試していただければと思います。 今回は、アナログミキサーとデジタルミキサーの違いから、ミキサーについてる機能の説明などを簡単にさせていただきました。 現在は、アナログミキサーに変わり、コンパクトで多機能なデジタルミキサーが普及していますが、リハーサルスタジオでは、操作がしやすいアナログミキサーが主流です。中にはデジタルミキサーを常設しているスタジオもありますのでぜひ、それぞれの良さを比べてみてもらえればと思います。READ MORE
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