音楽コラム集|音楽知識系コラム
2014.05.30
曲に浮遊感を与えるために、ちょっとしたスパイスを与えるコードとして♭�Umaj7というのがあります。キーがCのときにD♭maj7という半音上のコードなので、違和感あるコードのハーモニーです。この独特のコード進行に慣れていないと間違えている? とも聞こえますが、慣れてくるとその独特のハーモニー感がやみつきになってしまいます。 その特徴あるハーモニーを使い、曲のコード進行にもちょっとしたインパクトを与えることができます。下記は、その代表的な使用方法の例です。 《 よく使われる使用方法1 》 ボサノバなどのイントロやエンディングでよく使用されます。「イパネマの娘」などはこの手法を使ったパターンがよく出てきます。 《 よく使われる使用方法2 》 曲の終わりの�U-�X進行で、メロディーがルート音になるときに♭�Umaj7を使用し、意図的に浮遊感を与えるようなコード進行を作ることもあります。 例1:ボサノバなどでよく用いられるイントロ、エンディングのコード進行 例2:II-V-I進行の最後のコードで♭�Umaj7を入れたコード進行 ↓Imaj7の箇所にD♭maj7を入れている 加度克紘 高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。 ノアミュージックスクール・サックス科講師。生徒募集中! www.katsuhirokado.com 『1日10分の指慣らし! サックス奏者のための自主トレ・メニュー90 アルトとテナーに両対応!』(CD2枚つき) 著者:加度克紘 定価:2,052円(税込み)/発行所:リットーミュージック
READ MORE
2020/02/10
【コラム】音楽の仕組み #29「管楽器について」
READ MORE
2019/10/26
【コラム】音楽の仕組み #28「9thについて」
READ MORE
2018/01/26
【セミナー情報】バンドマンのための楽譜の読み方セミナー開催!【2/18(sun)】
READ MORE
2015/11/02
【コラム】音楽の仕組み #27 付点
READ MORE
2015/11/02
【コラム】テレビ音響効果の世界 自分でかっこよく音楽や効果音を付けるためのヒント①
READ MORE
2015/07/04
【コラム】音楽の仕組み #26 音部記号
READ MORE
2015/07/04
【コラム】テレビ音響効果の世界 テレビの視聴率って?
READ MORE
2015/04/19
【コラム】音楽の仕組み #25 楽譜上の記号 反復記号編