音楽コラム集|音楽知識系コラム
2014.09.05
コードチェンジを行っても共通するコードの構成音というのがあります。これをコモントーン(Common Tone)と呼びます。コモンとは英語で「Common:共通」という意味を持ち、トーンは「Tone:音」という意味です。 作曲やアレンジをするときは、コモントーンを考えて行うと非常に効果的です。ここでは少し例を挙げてみます。 《 メロディー先行型 》 メロディーをずっと「ド」の音で伸ばし、そこに複数のコードを付けたい場合。 《 コード先行型 》 コード進行はできたがメロディーが浮かばないという場合は、コードのコモントーンを探し、そこにリズムを付けてみましょう。 このコード進行の場合、D音とF音がコモントーン(コード間の共通音)になる 《 メロディー先行型 》 ↓コモントーンを探し、コードに変化を与える 《 コード先行型 》 ↓コードのコモントーン、E音を利用してメロディーを作る 加度克紘 高校入学と同時にSAXを始める。甲陽音楽学院に入学し、荒崎英一郎氏に師事。その後バークリー音楽大学に入学し、Fred Lipsivs、Dino Govoni、Bill Pierce各氏に師事。卒業後帰国上京し、活動する。 ノアミュージックスクール・サックス科講師。生徒募集中! www.katsuhirokado.com 『1日10分の指慣らし! サックス奏者のための自主トレ・メニュー90 アルトとテナーに両対応!』(CD2枚つき) 著者:加度克紘 定価:2,052円(税込み)/発行所:リットーミュージック
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