音楽コラム集|音楽知識系コラム
2013.06.26
じぇじぇじぇ〜! のキャッチフレーズで人気沸騰中のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のサウンドトラックの売れ行きが、好調な動きを見せています。オープニングを飾るメインテーマのレコチョクランキングは、シングル、着うたともにデイリー1位を獲得。続いて発売したサウンドトラックCDの初回出荷数が、15,000枚を超える異例の大ヒット! ドラマが話題になるに連れ、音楽も大ヒットする、すばらしい現象が起こっているのです。 宮藤官九郎さんの脚本のすばらしさや見事な配役は言うまでもありませんが、ドラマのメインテーマと劇中音楽(劇伴)を手がけるのは、作曲家の大友良英さん。大友さんは、ご自身のライブ活動に加えて、ドラマや映画の劇伴作曲家として数々の作品を手がけています。僕は、以前からジャズと現代音楽をルーツにしたサウンドに、ほんのちょっとのブルースが香る大友さんの作品の大ファンで、とくにNHKドラマ「白洲次郎」や阪神・淡路大震災後の神戸の街を舞台にしたNHKドラマ「その街のこども」は大好きな作品です。「あまちゃん」の劇伴を大友さんが手がけると聞いて、かなり期待していましたが、期待と予想を遥かに超えた楽しい音楽の数々を聞いて、さらにファンになりました。 極めつけは、ドラマの中で度々歌われるアイドルソング「潮騒のメモリー」です(大友さんとSachiko Mさんの作曲)。主人公のアキちゃんとユイちゃんの二人が歌うこのアイドルソングは、一度聞いたら忘れられない爆弾ソング。メロディーと歌詞が頭から離れず、気が付くと毎日「潮騒のメモリー」とあまちゃんのテーマを入れ替わりで口ずさんでしまっています。ドラマのヒットの秘訣は、きっとこの音楽の楽しさにあるのですね。すっかり僕もドラマのファンになってしまったようで、毎朝、テレビの前で楽しみにしています。今後はコンサートも予定されているそうで、「あまちゃん」ブームはまだまだ続きそうです。ドラマのストーリーと音楽を同時に楽しめる「あまちゃん」。これからも目が離せません! マサハラタニ Gibsonブルースギターコンテストグランプリ受賞。数々の音楽ワークに携わった後、CM 音楽プロデューサー&タイアップ・コーディネーターを務める。現在大手レコード会社宣伝部所属。代表作は、資生堂、ミツカン酢、代々木ゼミナールCM、NHK星新一ショートショートなど。作編曲や歌手、ギターインストラクターとしても活躍中。 https://www.facebook.com/ekodabluesboy
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