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【コラム】ラッコのドラム時字通信 #20『ドラマーからのご質問 Vol.7』リズムキープ
2014.09.05
ご質問にお答えする前に、僕はドラムも演奏しますし、ジャンべも我流ですが叩いています。最近では静岡県の相良シーサイドパークの野外音楽フェスティバルWINDBLOWに知的障がい者と結成したお囃子ダンスバンド草笛リズムマシンで出演したり、実行委員を担ったり、また、イベントのFM K-MIXのラジオ番組WINDBLOW〜dancin' with the earth〜収録から編集の制作もしています。一般社団法人の理事や福祉施設とのリズム療法の仕事も担って、音楽を考え、奏でているドラマーからの視点だとお考えください。
さて、本題の質問です。いくつかご質問をいただいたので、今回はその中の1つを。
Q1:ライブでは緊張して、いつもよりテンポが速くなってしまいます。対策はありますでしょうか?
A1:カッコいいって思われたい→曲を奏でることに集中できない→緊張する→鼓動が速くなる→テンポが速くなる、という流れが原因だと思われます。
どう思われたいかはその人の自由ですが、ほかの人がどうかという前に、自分自身が音楽とどう向き合っているか、普段からどういう志・精神で生きているかに関わることだと思います。サッカーで言うところのメンタル、精神的なことが影響していると思います。では、メンタルをどう築くか? は、そのほかのご質問と交えて次回詳しくお答えします。
今回は、フィジカル、つまり楽器の演奏面での問題解決方法をご紹介します。RACCOの相対性リズム論のDVDでも解説していますが、メトロノームの各テンポで4音符・8分音符・16分音符・32分音符のグリッドを習得することが重要だと思います。
あと、好きな曲のテンポを計ってみて、自分の好きなテンポを知っておくというのはテッパンです。
スタジオノアで練習に励んでいるドラマーの皆さんの健闘を祈ります。
三嶋 RACCO 光博
シアターブルック初期ドラマーとして「ありったけの愛」「ドレッドライダー」他 アルバム「TALISMAN」を発表。
様々なアーティストのサポートをつとめる。
m-floタカハシ☆タクらDJとセッションライブが好評・話題となる。
教則DVD「RACCOの相対性リズム論 初級・中級編」&ソロアルバム発表。
リズム&グルーヴスクール:CAMNA SOUND ARTS / レーベル:GROOVALIZE RECORDS 創立